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【令和7年度】筑波大学付属坂戸高校 推薦入試小論文の形式変更!

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筑波大学付属坂戸高校 IGクラス推薦入試小論文の形式が変更となります。同校のWebサイトに紹介されている令和7年入試のサンプル問題より注意点を解説します。

 

問題形式と変更点

3点の資料を参考に日本社会が解決しなければならない課題を挙げ、それに対する自身の考えを600字以内で展開する問題です。

令和4年~6年入試問題では参照すべき資料が1点であったことから、大幅に問題形式が変わることが予想されます。なお、制限字数は変わりません。

 

予想される採点基準

サンプル問題の条件(緑字)より採点基準を推測することができます。

1.段落分け(構成)すること
段落相互の関係が明確になっていることが要求されます。

2.最低500字以上記述すること

3.理由や根拠を明確にすること
ここが重要。3つの資料に共通すること、または複数の資料から読み取れる傾向を根拠として示した上で、あなたの考えを述べる必要があります。

4.構想などはメモとして、解答用紙の余白ではなく別紙のメモ用紙に必ず残すこと
ここも重要。出題者は、あなたが複数の資料のデータを検討した上で考えを述べていることを確認したいのだと思います。

5.文字は正しく、採点者が読める形で書くこと
意外と重要。あなたの字は他人が読むのに苦労しませんか?日頃から書く練習を行い、誰かに読んでもらうと良いでしょう。

6.文章は、常体(だ・である体)で書くこと

7.資料からの引用を明示すること。たとえば、「資料3によると~」などの表現を用いて、資料からの引用を明示すること
上記3に関連しますが、「資料に書いてあることを根拠としてあなたの意見を展開しなさい」という出題者からのメッセージと受け止めることができます。

 

合格ライン

令和5年は16点満点の内、合格者平均は10.8点

気を付けたいこと

資料を読むときは、最初から先入観を持たずにじっくりと読みましょう。いくつかの資料を比較して、共通している特徴や、新たに見えてくる事柄を見つけることが大切です。その上で、自分の考えをまとめていくと良いです。

最初に資料を見たときの印象や、自分の思いと同じような事実を探すのはあまり良い方法ではありません。「思い込み」にひっぱられてしまう危険性も。資料の内容を「客観的に」理解することから始めましょう。そのためにはメモの作成が欠かせません。

 

練習に使える他校の問題

  • ● 都立日比谷(複数資料を参照して600字)
    ● 都立新宿(複数資料を参照して80~250字の問題が数問)

 

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てんさく部屋  近澤麻美子

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